« ズッパ・イングレーゼ(伊Zuppa Inglese) | トップページ | ピカルディ風フィセル(仏Ficelles Picardes) »

トマト

トマト・仏tomate トマト・伊pomodoro ポモドーロ・英tomato

食材について、私自身も勉強する意味で
毎回一つの食材について
色々詳しく調べることにしました。
興味のない方は流して下さいネ(笑)
また、他にも面白い話を知っている方は
ぜひ、教えていただければ幸いです。
第一回目は迷いましたが・・・
これからの季節の野菜、
《トマト》について、色々調べてみました。

トマトは、ナス科ナス属の植物で、多年生植物で、緑黄色野菜の一種です。

世界では約8000種を超える品種が有り、
日本では農林水産省の品種登録情報ページによれば、150種を超えるトマトが登録されています。
商品名も多く(品種名とダブってるものもありますが・・・)
《桃太郎》《ファースト》《徳谷トマト》《北のルビー》《ブラックトマト》《ブラックプリンス》《ブラックミディ》《ブラックチェリー》
《塩トマト》《てっぺんトマト》《イエローミニトマト》《イエローミディ》《グリーンゼブラ》《王様トマト》
《エバーグリーン》《ホワイトビューティー》《レッドオーレ》《マイクロトマト》《クラシカオレンジ》
《ブリックスナイン 》《大雲仙ハニー》《こくみプラム》《マイロック》《レイヨウ(麗容)》
《フルティカ》《ブラウンベリー》《イエローアイコ》《オレンジプラム》《ワイルドチェリー》・・・・・
まだまだ、沢山の種類のトマトがあります。

イタリアではポモドーロ(黄金のリンゴ)、
フランスではポム・ダムール(愛のリンゴ)、
イギリスではラブ・アップル(愛のリンゴ)と、さまざま。
昔からヨーロッパでは、
値打ちの高い果物や野菜を「リンゴ」と呼ぶ習慣があったからのようです。

トマトの原産地は、南米のペルーやエクアドルなどアンデスの高原地域です。
世界で発見されている9種類の野生のトマトのうち、8種類がこの地域で育ったトマトなんです。

トマトという名前は、膨らむ果実を意味するトマトゥルからきています。
700年ごろからアステカやインカでは栽培されてきたとされ、
メキシコ湾をのぞむベラクルス地方のアステカ人がこう呼んだのが始まりといわれています。
トマトゥルとは元来「ホオズキ」を指し、その辺りではではホオズキを煮込んで料理に使っていたところから
、形がよく似たトマトも同じ名前で呼ばれたようです

この野生種トマトは、インディアンの移動や鳥によってメキシコに運ばれ、アステカ文明により栽培され食用になったと考えられています。
トマトに出会った最初のヨーロッパ人は、1519年にメキシコに上陸し、
1521年にアステカ文明を征服したエルナン・コルテスという説が有力です。
そして、その戦利品のひとつとしてトマトを持ち帰り、ヨーロッパに広めたと考えられています。

そしてイタリアの貧困層で食用にしようと考える人が現れ、
200年にも及ぶ開発を経て現在のかたちとなったそうです。

日本には江戸時代の寛文年間頃に長崎に伝わったのが最初とされる。
青臭く、また真っ赤な色が敬遠され、当時は観賞用で「唐柿」と呼ばれていました。
日本で食用として普及したのは大正時代以降です。

トマトは世界で約12,000万トン以上とされています。
最も生産量が多いのは中国で、4000万トン近く生産しています。
日本は約80万トンです。
ちなみに生産量の順番は1位熊本県2位愛知県3位岐阜県です。

1年間に1人が食べるトマトの摂取量が一番多いのはイタリア・・・と、思いがちですが。
ギリシャ人は1年間に一人当たり130kgと、世界一を誇ります。
日本人が1年間に食べるトマトの量が約10kg。イタリア人は約75kgだとか。

トマトは、1年中食べることができますが
露地栽培トマトは6月~8月が美味しく
ハウス栽培のトマトは2月~5月が美味しいとされています。
冬春トマトは甘みが強く、夏秋トマトは酸味が強いのが特徴です。

トマトはビタミンCを多く含む。また、リコピンも豊富で
栄養素が豊富な事から柿と同じくトマトが赤くなると、医者が青くなるという、
ヨーロッパのことわざがあるほどです。
また、トルコの療法では火傷にスライスしたトマトを塗りつけている例もあります。

トマトは100g当たり19kcalと低カロリーで
へたがしおれたり、黒ずんでいないもの、皮につやと張りがあるもの。
皮に破れがないもの。丸みがあり、割れていないものを選びましょう。
低温保存すると味が落ちるので、夏場以外は常温で保存します。

最近では土を使わない水耕栽培も行われているようで、
筑波の科学万博では1本のトマトの木から1万数千個も収穫する特殊な方法が紹介されました。

トマトについての面白い話はいろいろありますが、

1793年、アメリカでトマトは野菜か!!果物か!!という裁判がありました。
その頃のアメリカでは野菜は輸入関税の対象でしたが、
果物は対象ではなかったので、トマトの輸入業者は果物として主張しました。
役人側は野菜と主張。学者までも果物と主張したので、ついには裁判が開かれることになり
最高裁判所でやっと出た判決は・・・・トマトは野菜・・・という判決でした。
裁判官の判決理由はトマトはきゅうりなどと同様に野菜畑で栽培されている
食事中には出てくるが、デザートではでてこない・・・等の理由とか(笑)

あと、日本では桃太郎いうトマトがありますが、
みなさん、名前の由来・・・知っていますか?
このトマトの種を発売している会長のお孫さんの名前が太郎さんだったことと、

桃色系トマトということから桃という字をとって桃太郎という名前になったそうです。

あと、スペインのブニョールでは、
毎年8月にトマトを全力で投げ合う世界的に有名な祭り「トマティーナ」が行われており、
皆さんもテレビなどで、一度は見た事があるのではないでしょうか。

専門的に掘り下げていけばまだまだ話はありますが、
トマトに関してはこの辺で・・・

にほんブログ村 料理ブログへ←ポチッと押してくれると、私のポイントになる仕組みになっています。帰りがけに応援ポチッ、よろしくお願いいたします。ペコリ

にほんブログ村

|

« ズッパ・イングレーゼ(伊Zuppa Inglese) | トップページ | ピカルディ風フィセル(仏Ficelles Picardes) »

辞書」カテゴリの記事

コメント

なるほど~!すごい勉強になりました。
トマトかどうか、ちょっと微妙な植物に、トマティーヨTomatilloという青いトマトがあります。(メキシコ野菜です)あ、もしかしたらホオズキの種類なのかもしれません。
これも味はトマトのように爽やかでおいしいです。
去年栽培中海外にいってしまって断念し、場所をとるので今年は栽培しなかったんですが、来年はベランダでそだててみようかな~なんておもいました。ポチッ

投稿: creamat | 2010年6月15日 (火) 23時05分

最近トマトがブームですよね。
そのなかでもとっても
高いのがありますよね~

投稿: 茶々 | 2010年6月16日 (水) 09時10分

わ~!凄い力作のレポートですね!
トマトって、品種が多様で
マイクロトマトみたいな小さなものから、黄色いトマトや、最近は黒いのも出てますもんね!
とっても奥が深い食材ですよね
勉強になりました~!

応援ポチリ

投稿: ぷく | 2010年6月16日 (水) 11時41分

素晴らしいレポート、ありがとうございます。
トマトって最近くだものみたいなおいしい種類がいっぱい増えてきましたよね。
時代が流れていたらアメリカの裁判もくだもの扱いだったりして。

トマトを育てるには痩せてる土でって聞いたので、適当な土で育てていたら、「おいしいトマトを作るのに土と水にこだわりました」っていうトマトを売ってるお店が。。。
今、作ってるのがどういう味になるのか恐怖です~。(笑)

投稿: なめっぴ | 2010年6月16日 (水) 13時33分

w(゚o゚)wえーーー!?
トマトの摂取量が一番多いのはイタリアではないのですね~?
知りませんでした。。。
ギリシャなんですね。。。
面白い伝説聞けてとても勉強になりましたよwink

ポチっと応援ですgood

投稿: ゆりりん | 2010年6月16日 (水) 20時34分

ひろさんこんにちはhappy01
またまた面白いシリーズの始まりですね~note
確かに、最近のトマトは野菜なのか果物なのか食べても迷うほど甘くて濃い味なのが多いですよね~
それにしてもshine
イタリアよりもギリシャの方がトマト消費国だなんてsign02
ギリシャ料理にもがぜん興味がわいてきましたよshine
きっと美味しいんでしょうネhappy01
ありがとうございますshine

投稿: みぃ | 2010年6月17日 (木) 00時51分

すごい!
トマトは好きだけど これを読んで思ったこと・・・
トマトのこと私は何も知らなかったんだな~って(^^ゞ
知ってる種類があまりに少なかったこと・・・
こんなに沢山の種類があるってこと もうそれだけでもびっくりですよ。

トマトつながりで トマト系の料理をまたアップしてくださいね。
もちろんプロっぽいのでお願いします。(*^_^*)

投稿: バリ猫(ゆっきー) | 2010年6月17日 (木) 13時00分

ひろさんこんにちはcoldsweats01
最近スーパーにも トマトは沢山 種類出てますよねnotes ホームセンターの野菜苗も 定番heartの他にピンクheart01や紫や 黒なんてっていうトマトもあって……何千…何万も種類があるのもわかる気がしますdeliciousトマト味大好きな私デスガ トマトの皮 嫌いなんですsmile トマトソースの鍋で見かけるクルッとなった皮よけますcoldsweats02皮がおいしいトマト早く出回るといいのにpaperdelicious
勉強になりました
応援ポチッsign01

投稿: メープルまま | 2010年6月18日 (金) 09時35分

creamatさん、コメントありがとうございます。
トマティーヨですか^^
緑の食用ほおずきですよネ!
見た事はありますが、
食べた事はありません^^
今度、栽培した所、見せてください^^
ポチッ!応援
ありがとうございます!!

投稿: ひろ | 2010年6月18日 (金) 10時50分

茶々さん、コメントありがとうございます。
はじめまして!!です。
そうなんですよね~
トマトもピンからキリまでありますよね~
これからも
よろしくお願いいたします^^

投稿: ひろ | 2010年6月18日 (金) 10時51分

ぷくさん、コメントありがとうございます。
本当!
色々出ていますよネ。
昔は普通のトマトと
せいぜいプチトマトくらいだったのに・・
ポチッ!応援
ありがとうございます^^

投稿: ひろ | 2010年6月18日 (金) 10時53分

なめっぴさん、コメントありがとうございます。
そうですネ!!
最近では果物に負けないくらい
糖度の高いトマトも出ていますから^^
裁判になったら・・・
また、もめるかもしれませんネ(笑)

投稿: ひろ | 2010年6月18日 (金) 10時54分

ゆりりんさん、コメントありがとうございます。
(笑)
伝説ではありません(笑)
実話ですから(笑)
ギリシャ人はトマト好きなんですネ!
ポチッ!応援
ありがとうございます!!

投稿: ひろ | 2010年6月18日 (金) 10時56分

みぃさん、コメントありがとうございます。
そうですネ!
どう考えても・・・
イタリア人の方が
トマト沢山食べているイメージですもんネ^^
ギリシャ料理・・
専門外ですが、ぼちぼち勉強してみます!

投稿: ひろ | 2010年6月18日 (金) 10時58分

ゆっきーさんコメントありがとうございます。
そうなんです・・・
私も色々勉強がたりなくて、
はじめて知ったことも多々ありました。
『トマトつながりで トマト系の料理をまたアップしてくださいね。もちろんプロっぽいのでお願いします。』・・・・
(笑)頑張ります!!!!(笑)

投稿: ひろ | 2010年6月18日 (金) 11時00分

メープルままさん、コメントありがとうございます。
(笑)トマト好きで、
トマトの皮苦手なんですか(笑)
そうですね~。
これだけ色々出ているのだから、
皮がメチャ美味しいトマトが出てきても
おかしくないかもしれませんネ!!!
ポチッ!応援
ありがとうございます!!!

投稿: ひろ | 2010年6月18日 (金) 11時03分

ひろさん
トマト 奥が深いですね
素晴らしい解説 有り難うございます。

コメント嬉しいです

ポチッと応援させて頂きました。

投稿: ryuji_s1 | 2010年6月18日 (金) 13時00分

御訪問ありがとうございます。
ネタ不足でヨタヨタブログですが
こちらこそ
よろしくお願いいたします。

パスタ好きです!!

投稿: 茶々 | 2010年6月18日 (金) 20時43分

ryujiさん、コメントありがとうございます。
そうですね~・・・
確かに・・
奥が深いです。
でも、色々調べて、
勉強すると面白いです。
ポチッ!応援
ありがとうございます!!

投稿: ひろ | 2010年6月18日 (金) 21時44分

こんばんは!お元気でしたか?

トマト、私もほとんど毎日頂いてます!

本当に最近はフルーツトマト並みの糖度のトマトが会ったり、ミニトマトなどはオレンジ色のトマトなども
頂きました!
モモ太郎トマトも、美味しいですよね!

トマトはサラダで、頂いても、トマトジュースでも
美味しいですし、やはりトマトソース・・・チキンや海老を煮込んだり、パスタソースなど・・・
たまに無性に頂きたくなります!

これからの季節は冷たいトマトソースパスタも
おいしいですね!

トマトのゼリーやプリンなども美味しく頂いてますよ!

投稿: みえ | 2010年6月18日 (金) 21時58分

茶々さん、コメントありがとうございます。
ヨタヨタブログ・・・・って、
そんなことないですヨ(笑)
こちらこそ
よろしくお願いいたします^^

投稿: ひろ | 2010年6月18日 (金) 21時59分

みえさん、コメントありがとうございます。
そうですネ!!
トマトって、変幻自在ってかんじですよね~
トマトのゼリーなども
いいですネ!!!

投稿: ひろ | 2010年6月18日 (金) 22時01分

アメリカに来て最初に思ったのが。。。
トマトがまずい(>_<)
だったんですけど、最近やっとトマトの種類も覚えてきてどんなのを買ったら自分好みか?料理に適しているか?分かるようになったところです。

アメリカは大量生産命なので、
品質&栄養分からみて不安なところがあります。
その味を確かめてもらえば一目瞭然で、
すっぱいし、味が薄くて、スイカの皮食べてるんじゃないか?ってくらい(笑)←ちょっとおおげさ!?

それに比べ、日本の生産者さんは本当に素晴らしく、遠い海外より陰ながら誇りに思っております。

この辺はメキシコ移民がたくさんいますので、
メキシコマーケット愛好しておりますが、
そうそう!彼ら、ほおずき食べるんですよね~。
これで、ストーリーが一致しました(^^ゞ

甘くてジューシーな日本の夏トマトが食べたい(●^o^●)

投稿: モンステラ | 2010年6月19日 (土) 01時18分

母親は桃太郎が好きです。
私は初期のファーストが好きです。
病気になりやすくて育てるのがけっこう難しいんですよね…
(ミニトマトとかは簡単なのですが;)

暖かい国の食べ物なのでロシアに伝わったのは19世紀で、
トマトが料理に入るってのは新しいレシピなのだ と
ロシア料理の本にありました。
トマトは色んな国で愛されてますね^^

投稿: エル | 2010年6月19日 (土) 08時02分

モンステラさん、コメントありがとうございます。
そうですか~。
食材に関しては
やはり、アメリカより日本の方が
品質がいいのかもしれませんね。
!!!?
やっぱり!!
ほうずき食べていますか(笑)

投稿: ひろ | 2010年6月19日 (土) 17時16分

エルさん、コメントありがとうございます。
ロシアに伝わったのは
なんと19世紀ですか・・・
今では世界で愛されているトマトも
色々な旅をへて、
世界に広まったんですネ!

投稿: ひろ | 2010年6月19日 (土) 17時18分

一つの野菜をここまで 掘り下げて調べられていて素晴らしいですね。
私の知らないことが多く 大変勉強になりました。
イタリア料理というと トマトというイメージがありますが 中世までは
影も形もなかったそうですね。
イタリアにトマトが入ってきたのは16世紀以降で
当初はやはり観賞用とか修道院では炎症を鎮めるためや
痛風の秘薬として使われてリしていたと聞きました。
(効くのでしょうか…?)
アメリカのトマト裁判おもしろいですね。
いかにもアメリカらしいです。

お忙しいのにいろいろと勉強もされていて
尊敬いたします。

次の食材も楽しみにしております。

ポチッ☆

投稿: yuko | 2010年6月20日 (日) 16時18分

コンニチワ(*゚▽゚)ノ学校の課題なんですけど、トマトの生産量ってどれぐらいなんですか?今、すっごく困っています たすけて~( ´;ω;`)ブワッ

投稿: アール | 2012年5月 6日 (日) 22時50分

コンニチワ(*゚▽゚)ノ学校の課題なんですけど、トマトの生産量ってどれぐらいなんですか?今、すっごく困っています たすけて~( ´;ω;`)ブワッ

投稿: アール | 2012年5月 6日 (日) 22時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/536006/48639942

この記事へのトラックバック一覧です: トマト:

« ズッパ・イングレーゼ(伊Zuppa Inglese) | トップページ | ピカルディ風フィセル(仏Ficelles Picardes) »